ラッテとふしぎなたね
猫のラッテは植物を育てるのが大好き。ある日、不思議な鳥が庭に種を落としていきました。 「なんの種だろう?」 ラッテはいろいろ調べたり、友だちに相談したけれど、この種が何かはわかりません。 「何がでてくるかわからないけど育ててみよう」 ラッテが、種をまいてみると、やがて芽がでました。ラッテは楽しみでなりません。 「花が咲くのかな、それとも大きな木になるのかな」 芽は少しずつ大きくなり、ある日、青いつぼみをつけました。 「いったい、どんな花がさくんだろう」 ところが、つぼみはかたいまま。夏が過ぎて秋も終わり、冬をこえてまた春がきたのに、ちいさなつぼみはとじたままです。まるで、つぼみだけ、時間に取り残されたよう。それでも、ラッテはお世話を続けます。強い風で倒れないよう、暑いひざしで枯れないよう、だいじにだいじに…。 猫とちいさな緑のやさしさ溢れる物語。
- 出版社
- 小峰書店
- 発売日
- 2025-06-01
- ISBN
- 9784338261470
