ロッキード
【田中角栄逮捕から50年!】 田中角栄は本当に有罪だったのか? 戦後から現在につづく日米関係の深層と特捜神話の真実を関係者の新証言と膨大な資料で剔抉する。 米ロッキード社が航空機売り込みのため日本の高官に賄賂を送った疑惑は、児玉誉士夫らフィクサーの登場や、「ピーナツ」「ピーシズ」「記憶にございません」など印象的なキーワードもあり、瞬く間に日本中の熱狂的な関心を呼んだ。 ついに1976年7月、前総理大臣・田中角栄の逮捕に至る。角栄は無罪を主張して徹底抗戦したが、1993年12月、最高裁の審理を待つ間に死去。これにより公訴棄却となった。 この間、ロッキード事件にはアメリカの陰謀説や、自衛隊の対潜哨戒機選定にまつわる疑惑などが取り沙汰されたが、謎は一向に明らかにされなかった。 著者の見るところ、ロッキード事件に潜む日本の歪みは、いまも変わらない。この事件をいまあらためて追うことは、現在の日本を問うことに他ならない。 日本の戦後史を横糸に、角栄の死後も直近までに発掘された数々の資料を縦横に駆使し、関係者への徹底取材と小説家ならではの構想力でつづる巨弾ノンフィクション。
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2023-12-01
- ISBN
- 9784167921491
