量子重力と超プランクスケール物理 = Trans-Planckian Physics and Inflation
量子重力理論の構築に真っ向から挑む! 本書で解説する量子重力理論は,重力理論および場の量子論の基本原理である一般座標不変性と繰り込み可能性に基づいて定式化された理論で,プランクスケールを超えた世界を明らかにするために開発されたものである. 本書では,時空・重力場の量子化を実施するための具体的な方法を丁寧に示していき,インフレーションなど,数々のプランクスケール近傍から先の物理について議論する. また,なぜ重力の量子化が必要なのか,量子重力理論が説明しなければならない物理的事象は何かなど,これまで避けられてきた物理の領域に踏み込んでいく. 背景時空独立な世界,時空の相転移,本質的に必要なゴースト場… 超弦理論やループ量子重力とは異なるアプローチは,果たして我々に何を見せてくれるのか. 数多の理論物理学者が挑戦してやまない,プランクスケール近傍から先の物理を解明せんとする一冊. [原著]Trans-Planckian Physics and Inflation: An Introduction to Renormalizable and Background-Free Quantum Gravity (Springer, 2025) 【目次】 第1章 量子重力が明らかにすべきこと 第2章 繰り込み可能で背景自由な量子重力理論 第3章 共形不変性と背景自由性 第4章 Hamiltonian/運動量拘束条件の物理的意味 第5章 次元正則化による繰り込み計算 第6章 BRST共形代数と物理状態 第7章 量子重力インフレーション 第8章 量子重力の局所的な有質量励起状態 第9章 宇宙定数問題とは 第10章 時空揺らぎの減衰と原始スペクトル 第11章 トポロジーと量子重力 第12章 格子量子重力
- 出版社
- 森北出版
- 発売日
- 2026-04-01
- ISBN
- 9784627171213