
流星に刺青
◆第一句集 海開くフランス装の書を切って この世の理屈をこえて小さな言葉が発光する、そうした言葉の不思議な快感、それを私は泰さんと共有したい。(跋より・坪内稔典) ◆自選十句 海開くフランス装の書を切って 銀河濃し天金の書は閉じたまま 新宿の朝をひきずるナメクジリ 極月の耳そぎにくるムンクの手 クリムトが産卵はじめる冬茜 十三に残したままで散る桜 ナイフ買う流星に刺青今夜 語りえぬものは語らず青葉冷え 夏の夜のサーカス跳ねて無人駅 別々の朝を生き死ぬ桜貝
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2016-02-05
- ページ数
- 162ページ
- ISBN
- 9784781408361
