
サハリン朝鮮人ディアスポラ
日本統治下の樺太に端を発し、冷戦で帰還を断たれたサハリン朝鮮人。韓ソ国交樹立以降は後継世代がロシアへの適応を遂げていく。歴史に翻弄される特異なディアスポラ集団の軌跡を辿った重要書。幻の作家・柳時郁の日記を併録。 序 文 親愛なる日本の読者のみなさんへ 第1章 史資料と研究史 1 ロシア語の史資料と研究史 2 日本語の史資料と研究史 3 朝鮮語の史資料と研究史 4 英語の史資料と研究史 小 括 第2章 朝鮮人ディアスポラの形成 1 日本領樺太 2 樺太時代の朝鮮人移民 3 一九四五年以後の朝鮮人ディアスポラ構成の変化 第3章 サハリン残留朝鮮人の引揚げ問題 (一九四九〜五〇年) 1 サハリン島・クリル諸島からの日本人の引揚げ (一九四六〜四八年) 2 ソ連指導部の朝鮮人引揚げ問題に関わる政治 3 サハリン島とクリル諸島の朝鮮人引揚げ問題に関わる米軍司令部の政治 第4章 サハリン朝鮮人とソヴィエト社会 (一九四五〜九一年) 1 サハリン朝鮮人ディアスポラの政治、経済的成長 2 ソヴィエト期サハリン朝鮮人の社会組織 3 サハリン朝鮮人の国籍問題 4 サハリン朝鮮人の本国帰還運動とソ連、日本、南北朝鮮の政策 (一九五〇〜九〇年) 小 括 第5章 ソ連崩壊後のサハリン朝鮮人 1 ソ連崩壊後のサハリン朝鮮人ディアスポラー政治、経済、社会的発展要因 2 サハリン朝鮮人の帰還のためのロシア、日本、韓国における運動 3 サハリン朝鮮人一世ー帰還に対する態度 第6章 二一世紀のサハリン朝鮮人ー適応過程の完了 1 安山市ー歴史的故郷における二世と三世 2 サハリン朝鮮人のアイデンティティ 3 ディアスポラとしてのサハリン朝鮮人共同体 結 論 付……山中半月記 柳時郁 宋恵媛訳 「山中半月記」訳者解説 宋恵媛 柳時郁年譜 「サハリン朝鮮人ディアスポラ」訳者解説 天野尚樹・宋恵媛 参考文献 註 索引
- 出版社
- 地平社
- 発売日
- 2026-07-13
- ページ数
- 388ページ
- ISBN
- 9784868630043
