
サンベルナルド
ブラジル北東部、サンベルナルド農園。狡猾な策略と暴力でのし上がり、地主となった男による孤独と悔恨の独白。貧困、支配、嫉妬を映した20世紀ブラジル地方文学の金字塔。 馬齢を重ねた。聖ペドロの日の前後に五十歳を迎えた。救いの余地のない五十年、目的もなく浪費した五十年。自らを傷つけ、他人を傷つけて来た歳月である。その果てに、私は冷淡となり、非情となった。この分厚い皮膚を貫く傷などではなく、心の内奥の鈍い感覚を苦しめるのだ。(本文より) サンベルナルド 訳者あとがき
- 出版社
- 春風社
- 発売日
- 2026-03-25
- ページ数
- 234ページ
- ISBN
- 9784868161325
