
30歳からの漢詩エントリー
漢詩とは――。 大人の教養、知性の最高峰、時空を超える異才たちの文学。 ディストピアとユートピア、欲望と無心、絶望と希望、知と情。 希望なき世界を見た詩人が到達した境地。 それを知らないまま大人になるなんて! 【本文より抜粋】 日本の文学として高校三年生で必修になっていた「漢文」は必修ではないし、 それ以上にもう森鴎外の『舞姫』も、夏目漱石の『こころ』も学びません。 多くの高校生が「国語」の授業で学ぶのは、「論理国語」と呼ばれる「契約書」などの文章なのです。 漢文は、「簡素」をもって「旨」(もっとも大切なこと)とします。 漢文を使って文章を書いていた人たちは、書いたものを何度も頭の中で繰り返し、 不必要なものを切り捨てていきました。 書き捨てる文章とは違って、何かを伝えようとする熱いものがあればあるほど、 文章は複雑な層が重なりあうような姿になっていきます。 漢文や漢詩を読むために必要な基礎知識は、はっきり言ってありません。あるとすれば、 「自分がどう生きるのか」を考えることが、漢文や漢詩を理解し楽しむ道を作ってくれるでしょう。
- 出版社
- dZERO
- 発売日
- 2024-04-26
- ページ数
- 280ページ
- ISBN
- 9784907623692
