精神現象学 上
感覚的経験という最も身近な段階から、数知れぬ弁証法的過程を経て、最高次の「絶対知」へと至るまでー。精神のこの遍歴を壮大なスケールで描き出し、哲学史上、この上なく難解かつ極めて重要な書物として、不動の地位を築いてきた『精神現象学』。我が国でも数多くの翻訳がなされてきたが、本書は、流麗ながら、かつてない平明な訳文により、ヘーゲルの晦渋な世界へと読者をやさしく誘う。同時に、主要な版すべてを照合しつつ訳出された本書は、それら四つの原典との頁対応も示し、原文を参照する一助となす。今後のヘーゲル読解に必携の画期的翻訳 序文 序論 A 意識 1 感覚的確信、あるいは「このもの」と「思いなし」 2 知覚、あるいは事物と錯覚 3 力と悟性、現象と超感覚的世界 B 自己意識 4 自己自身であるという確信の真なるありかた 自己意識の自立性の非自立性 支配と隷属 自己意識の自由 ストア主義、懐疑主義、ならびに不幸な意識 C(AA) 理性 5 理性の確信と真理 観察する理性 理性的な自己意識がじぶん自身をつうじて現実化されること 自身にとって、それ自体として、それ自身だけで実在的である個体性
- 出版社
- 筑摩書房
- 発売日
- 2018-12-12
- ページ数
- 672ページ
- ISBN
- 9784480097019


