
世界を〈放置〉する ものと場の思考集成
■ 1960年末、美は額縁はおろか美術館にさえ収まらず、都市景観の中に流出し始めた。その動向=モノ派を主導し、今日に至る作品行為をとおして、現代美術の太い潮流にまで育てあげた作家の、「ものと場」をめぐる思考の集大成。 ■ 〈もの〉は、道具の手前に、商品である以前に、在る。その在り方は、私たちの意識を喚起し、むしろ包み込む場所の消息を伝えている……木に目がなり、石に意識が宿るかのように。四十数年にわたって「つくり」つつ、傍らに吐息のように紡がれた思索、その切っ先は存在論や、禅仏教の見性と切り結ぶ。
- 出版社
- ぷねうま舎
- 発売日
- 2016-11-24
- ページ数
- 368ページ
- ISBN
- 9784906791637
