
戦後歴史学の思想
戦後史の激動の中に打ちたてられた学問の道標! 『中世的世界の形成』で戦後いち早く科学的歴史学の新たな出立を告げた著者は、実証史学批判、英雄時代論、民族問題、さらに政治史、法制史、国家史及び古代国家論等に卓越した問題提起を行ない研究をリードする一方、民科や歴研の運動の先頭に立ち歴史学を民衆的地盤に立たせるために努力してきた。〈人を打ち、人を揺るがす学問〉を目指す石母田史学の航跡は、そのまま戦後歴史学が担った課題の重さと、その学問的成果を通じて戦後変革に果たした役割の大きさを示している。それは歴史学の道標であるばかりでなく、戦後思想史の最も強固な潮流を成しているといえよう。
- 出版社
- 法政大学出版局
- 発売日
- 1977-03-01
- ページ数
- 618ページ
- ISBN
- 9784588316067
