
戦場の漂流者 千二百分の一の二等兵
本書は一般的な戦争体験記ではない。太平洋戦争末期(1944)のルソン島から捕虜収容所を経て奇跡的に生還した兵士(語り手)と著者(聞き手)との絶妙な関係性から生まれた戦場の漂流記である。1960年代後半に、語り手・半田正夫さんと著者・稲垣氏はトカラ列島(中之島)で出会っている。この本は半田さんが自身の心に刻みつけた記憶を、他の誰でもない稲垣氏に語り尽くすことを切望してまとめられた。ユーモアに満ちた語り、過酷な状況の中でも必ず「希望」を見出したそのしたたかさに感銘と爽快感を覚える稀有の書。
- 出版社
- 弦書房
- 発売日
- 2020-02-25
- ページ数
- 208ページ
- ISBN
- 9784863292222
