
セレナード 横光利一 モダニズム幻想集
新しさ、純粋知性、真心、清廉、気高……。 多くの理想を抱えて、 ひと一倍勤勉な作家であり知識人であった 横光利一の今読んでも眩しいぐらいの傑作が、 現代仮名遣いによって甦る! 横光の名前は新感覚派というレッテルと共に 語られることが多い。 新感覚派はモダニズム時代に勃興した、 近代日本では珍しく世界的な同時代性を有する 清冽な文学運動だったが、 それだけに日本の文壇、文学史では異端の刻印という 側面もあった。 モダニズム文学は当時の文壇文学の重鎮たちからは 若者による奇を衒った一時的流行と見られがちだった一方、 プロレタリア文学派からはブルジョワ的であると非難された。 横光利一はそうした両面の無理解を 真正面から受けて立ち、真に新しい文学の王道を拓くべく、 実作と文学理論の双方で苦闘していたのである。
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2018-10-30
- ページ数
- 328ページ
- ISBN
- 9784779125324
