シェリングとスピノザ主義
シリーズ叢書シェリング入門第8弾。 「スピノザ主義」に定位しつつシェリング思想の来し方を,その生涯にわたって俯瞰・概観。このユニークかつ限定的な観点により,シェリング哲学の初期・中期・後期それぞれの特質が,より鮮明に浮き彫りとなる。 まえがき 第一章 スピノザ主義への接近ーーシェリング初期哲学ーー 序 「スピノチスト」としてのシェリング 一 無制約者と知的直観(『自我論』一七九五年) 二 自己滅却の思想(『哲学書簡』終結部、一七九六年) 三 自然学のスピノザ主義(『自然哲学体系草案序説』一七九九年) 四 同一性体系の「手本」としてのスピノザ体系(「わが哲学体系の叙述」一八〇一年) 五 「古き真なる哲学の残響」としてのスピノザ哲学(『哲学と宗教』一八〇四年) 第二章 スピノザ主義からの離反と再評価57--シェリング中期哲学ーー 一 意志の自由、善と悪、人格性(『自由論』一八〇九年) 二 「情に欠ける」スピノザ(『シュトゥットガルト私講義』一八一〇年) 三 自然としての神と野生の原理(『世齢』草稿一八一一、一五年) 四 永遠なる自由と脱自(エアランゲン第一講義一八二〇-二一年) 第三章 スピノザ主義の再評価117--シェリング後期哲学ーー 一 消極哲学と積極哲学ならびに哲学と宗教(『世齢の体系』一八二七ー 二八年)118 二 「静寂主義」としてのスピノザ主義(『近世哲学史』一八三三ー 三四年)142 三 「実体」問題と「存在」問題(『哲学入門』一八三〇年) 四 「存在の根源」としてのメー・オンと「存在の主」としての神(『哲学的経験論の叙述』一八三六年) 五 消極哲学と積極哲学ならびに哲学と宗教(『啓示の哲学』一八三一ー 四四年)
- 出版社
- 萌書房
- 発売日
- 2026-04-01
- ISBN
- 9784860651824