
島影 慶良間や見いゆしが
沖縄(ウチナー)に生き、生きることの尊さを描く。 沖縄には独特の土着の文化がある。 例えば土地の神々への信仰であり、死生観であり、平和に対する思いである。 これらは長い歳月の中で人々の生活に寄り添って育まれてきただけに、 現代の状況を相対化する力を持っている。 ――沖縄の神々は水平線の向こうからやって来るという。 海の魂(マブイ)が往還する道なのであろうか。 神々が暮らしの文化のなかで、舞い立ったり舞い降りたりしているような感じがする。 戦後60年余の時を経ても、沖縄の苦悩は、いまなお深い。 この島の人々の深奥に潜んでいる哀しみの「かたち」と「こころ」を、 そして生と死のあわいを、ひたすらな愛を物語りしてみたい。
- 出版社
- 人文書館
- 発売日
- 2013-12-16
- ページ数
- 304ページ
- ISBN
- 9784903174280
