
晨風
◆第三句集 屋根に人舟に人ゐて松手入 『晨風』はわたしの第三句集。所属誌「晨」から一字を借りてこの集名とした。平成十九年から令和三年までの三五九句を収めている。 (著者) ◆自選十五句より 釣り人に卯の花腐しつづきけり 水餅の沈みをり上時国家 玉砂利の中の団栗掃きにけり ひんがしに神島はあり芋嵐 ふなばたに使ふ包丁朝ぐもり みづうみは草を打ち上げ明易し 演習の空砲をうつ芒かな 朴落葉あたまに乗せて遊びをり 一日の茶殻を干して寺の秋 屋根に人舟に人ゐて松手入 輪飾や伏流水の湧くところ 吉野へと河原伝ひや西行忌 御嶽の気流に朴の咲きにけり
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2022-08-10
- ISBN
- 9784781414553
