
シリーズ紙礫5 鰻
尾崎士郎に、次の戯詩がある。 蒲焼を食いたしと思えども 蒲焼はあまりに高し せめてはうなぎ屋の店先に立ちて うなぎの焼ける匂いをかいでみん 日本人はウナギを、ご馳走であり、生態は謎で、人に祟ることもある妖しい生き物と捉えて来た。本書ではそれぞれの側面を描いた作品を集めた。 このような作品を並べることで、従来のウナギ観に一石を投じることができたと思う。また、その投げ礫が、ウナギというフィルターの向うに現代文明の様相をあぶり出していれば幸いである。(編者・石川博)
- 出版社
- 皓星社
- 発売日
- 2017-01-27
- ページ数
- 288ページ
- ISBN
- 9784774406237
