
刺繍が変える女性たちの世界
一般にスザニとして知られるウズベキスタンの刺繍。ウズベク女性たちにとってこの刺繍の制作、技法、素材は、どのような意味をもつのか。ソ連崩壊後、旧社会主義圏の市場経済化のなかで刺繍制作者や事業家はどのように生活戦略を立ててきたのか。20年以上にわたる調査にもとづくエスノグラフィ。 本書の主眼は、カシュタという工芸品の制作の仔細を記述することを通じて、社会主義的計画経済から市場経済化を経て、発展し続ける現代ウズベキスタンを生きる人たちの生活戦略を明らかにすることである。(本文より) はじめに 序論 中央アジアの市場経済化と工芸に関する人類学的研究 第1部 刺繍が彩る日常世界 第1章 ウズベキスタンの調査地概要 第2章 ウズベキスタンの刺繍制作史とショフィルコン地区 第3章 持参財のなかの礼拝用敷物ーモノを通してみるイスラーム信仰 第2部 生活戦略としての刺繍 第4章 市場経済化とカシュタ事業家の誕生 第5章 技法から見る三種類の刺繍がつくるネットワーク 第6章 カシュタぬい子ーしたたかなピースワーク労働者 第7章 二〇年を経たカシュタ事業ー日本におけるスザニ展 総括と展望 カシュタが変える女性たちの世界 おわりに 参照文献 索引
- 出版社
- 春風社
- 発売日
- 2026-02-16
- ページ数
- 366ページ
- ISBN
- 9784868160731
