
植民地・朝鮮における雑誌『国民文学』
かつて、日本が侵略し植民地にした 大韓帝国(現北朝鮮・韓国)を舞台に、 大日本帝国の戦争に協力する親日文学者たちによる雑誌があった。 1910年に併合した韓国のソウルを拠点にしたこの雑誌の 執筆者は、韓国(朝鮮)人文学者についで、 日本人は作家・詩人、京城(ソウル)帝国大学の教育者、 朝鮮総督府関係者およびメディア関係者など230名余り。 これまでほとんど光を当てられることのなかった、 知識人たちの精神的・思想的侵略の実態をていねいに 読み解き、ほりおこす。 戦後、何事もなかったかのように置き去りにされたままの 戦争責任を問う。 東アジアの平和が問われる今こそ、負の歴史を学ぼう。 『国民文学』に登場する日本人(一部) 田中英光、佐藤清、則武三雄、秋田雨雀、新井雲平、 安東益雄、飯田彬、大島修、小尾十三、菊池寬、 木山捷平、久保田進男、椎木美代子、汐入雄作、島田邦雄、 城山豹、竹内てるよ、田中初夫、寺本喜一、中野鈴子、 西亀元貞、南川博、宮崎清太郞、三好富子、湯浅克衛、 横光利一、吉尾なつ子、吉川江子、長田幹彦、宇野千代、 佐藤清、杉本長夫、近藤時司、寺本喜一、黒田省三、 青木修三、楠田敏郞、寺田瑛、萩原浅男、津田剛、 授松月秀雄…。 時枝誠記を始めとした京城帝国大学教授陣、助教授、講師、 さらに図書館長、京城医学専門学校、延禧専門学校、 京城第一高女国民学校などの校長など。 文学者以外に教育者が多いのは、 韓国(朝鮮)人の日本(人)同化教導の任務を負っていたことを 顕示する。
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2018-08-06
- ページ数
- 216ページ
- ISBN
- 9784779125140
