
主題としての〈終り〉 文学の構想
◆〈終り〉をめぐるスリリングな論考◆ 〈終り〉とは何でしょうか。小説はなぜ終るのでしょう。ひとは〈終り〉を仮構することで世界を意味づけるとする著者は、〈終り〉にはさまざまなイデオロギーがからみついており、テクスト内の論理だけでなく、その外部である時代の想像力が深く関わっていると考えます。このような視点から、二葉亭四迷の『浮雲』の中断的〈終り〉、自然主義小説の終らない〈終り〉、夏目漱石のオープンエンディングな〈終り〉、村上春樹『ノルウェイの森』の特異な〈終り〉、探偵小説の〈終り〉など、さまざまな〈終り〉を主題化し、〈終り〉をめぐる人々の欲望を、テクストのおかれた場所から読み解いていきます。
- 出版社
- 新曜社
- 発売日
- 2012-03-01
- ページ数
- 288ページ
- ISBN
- 9784788512832
