
「周縁」のドイツ語文学
現在のウクライナとルーマニアの国境にまたがるように位置する、旧ハプスブルク帝室直轄領ブコヴィナ。当地に生まれ、20世紀の激動を理不尽に負わされ、政治的にも文化的にも「周縁」にいることを強いられたパウル・ツェランらユダヤ系詩人たちは、過酷な状況とどのように対峙し、その苦闘をいかに文学的表象へと結晶させていったのか。多重的な意味で「周縁」に位置づけられた彼らの文学世界を照らし、ドイツ語による文学の営みという観点から描かれる新たな地図に、ブコヴィナの存在を書き入れようとする試み。
- 出版社
- 東北大学出版会
- 発売日
- 2014-03-05
- ページ数
- 486ページ
- ISBN
- 9784861632389
