
終戦と近衛上奏文
多くの謎を含み、様々に解釈されてきた「近衛上奏文」を 現代史に位置付ける労作! 「満州事変・支那事変を起し、これを拡大し、遂に 大東亜戦争にまで導いたのは、 軍や政府にもぐり込んだ「国体の衣を着けたる共産主義者」 や彼らを背後で操っている国際共産主義者であり、 彼らは、日本を戦争へ誘導することによって社会を混乱させ、 これに乗じて共産主義革命を起こそうとしている。 国体を揺るがすのは、敗戦ではなく共産主義革命である。 英米は国体の変更まで考えておらず、一刻も早く英米との 戦争終結の方策を探るべきである。もともと米英および重慶の 目標は日本軍閥の打倒にあり、その軍部内に潜り込んだソ連と 結びつく「かの一味」を一掃し、その政策が改まれば、 英米も戦争の終結を考慮するにちがいない。 此一味を一掃し、軍部の建直しの実行こそが、 共産革命より日本を救う前提、先決条件である」。 昭和20年2 月14 日、近衛文麿が天皇に上奏した文章は 驚くべきものだった。 これに関しては様々な意見──妄想説、陰謀説、賛否両論 ──が出されてきた。 しかし、戦後70年余を経、 共産主義の幻影に脅えることの無い現在、 やっとその真相が、明らかになることとなった。
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2016-08-31
- ページ数
- 447ページ
- ISBN
- 9784779122491
