
闘うヴィクトリア朝女性作家たち
家父長制社会が求める「理想の女性像」と格闘するヴィクトリア朝の女性作家たち。 1960 〜70 年代のフェミニズム批評により、ヴィクトリア朝の女性作家の評価は激変した。 多くの女性作家が「発掘」され、「再評価」されるなかで、家父長制社会が求める 「理想の女性像」と「作家であること」との対立から生じる葛藤や苦悩を女性作家たちが 共有していたことが明らかになった。 ヴィクトリア朝の傑出した3 人の知性派女性作家、 ジョージ・エリオット(1819-80)、ハリエット・マーティノー(1802-76)、 マーガレット・オリファント(1828-97)。 互いに認め合い、ライヴァル視する彼女たちの作品から、家父長制への批判と受容、 女性像の造形、女性の自己実現の過程と社会の関係を考察する。 さらに、これら3人の女性作家の作品を論じることにより、 男性中心主義社会への抵抗と従属の経緯、そして彼女たちの闘いの成果を明らかにする。
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2012-09-18
- ページ数
- 308ページ
- ISBN
- 9784779118159
