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帝国大学の戦争と平和

帝国大学の戦争と平和

岡田知弘

戦後、日本学術会議設立に関わったノーベル物理学賞受賞者の湯川秀樹は、戦時下に大学が国家と戦争によって圧伏・動員されたことを反省し、学問の自由や大学の自治、そして平和の重要性と原水爆禁止を世に訴えた。本書は近代都市・京都と京都帝国大学を舞台に、戦時下の大学・言論弾圧の中で葛藤・抵抗し、その体験を糧に戦後は日本と世界の平和という問題に向き合っていった知識人たちの言動と生き様を歴史地理的な視点から描き出す。世界中で言論や「知」への冷笑・抑圧、社会的分断が広がり、戦争の危機が高まっている現代において、民衆と共に歩んだ真の知識人たちの姿をもう一度見直していく一冊。 序 章 湯川秀樹「自己教育」(『世界』創刊号)との出遭い 第1章 「大学のまち」京都の誕生 第2章 京都帝国大学での「学問の自由」をめぐる対抗と河上肇 第3章 京都帝国大学と上田自由大学ー京都と信州を繋ぐー 第4章 京都学連事件・河上事件・滝川事件から戦争協力へ 第5章 『世界文化』『土曜日』の時代から戦争の時代へ       -監視下の「文人科学者」たちー 第6章 敗戦直後の科学者たち 第7章 冷戦・原水爆と大学・科学者たち  終 章 平和と原水爆をめぐる葛藤

出版社
有志舎
発売日
2026-07-03
ページ数
288ページ
ISBN
9784908672903

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