天皇家の存続と継承 : 中世の転換から現代へ
天皇家は千数百年ものあいだ、危機や変化を乗り越え、なぜ今日まで存続することができたのか。さまざまな変則を生み出した中世の転換点に注目し、院政の意義や官位と儀礼の役割、武家政権との交渉などを考察。天皇を生み出す婚姻、世襲と血統の経緯を解明する。現代の皇位継承や女性皇族をめぐる課題にも触れ、今後の天皇家のあり方を展望する。 天皇制の課題を中世史から考えるープロローグ 中世の開始と天皇制 平成の退位をめぐって 中世の開始と院政 政権の構造変化 官位と儀礼 天皇のもとで継承されたもの 虚構の官位 官位を買う 秩序の源泉としての儀礼 危機と天皇、神との回路 危機にのぞんでの儀礼の役割 公事とは何か 神と天皇との距離 世襲の方式 天皇と世襲 古代天皇家の婚姻政策 摂関・院政期の婚姻政策 血統の確保・血統の管理 万世一系と武家の血統 天皇家の血統管理 南北朝の動乱と皇統の自覚 天皇制はどこへ向かうのかーエピローグ あとがき 参考文献
- 出版社
- 吉川弘文館
- 発売日
- 2025-10-01
- ISBN
- 9784642306225
