天領の鷹. 下
飛騨屋は天領の鷹じゃ。 鷹はここと見定めたときは迷わず飛ぶーー。 偉大な先人の跡継ぎたちは、己に与えられた役目に辿り着く。 遥か遠く離れた故郷と家族を思いながら、 ひたむきに北の山に生きた人々を描く傑作長編。 豊かな森に。穏やかな海に。 父たちの思いは息づいている。 飛騨から蝦夷を目指した初代・久兵衛。見事な湊を整えた二代目・久蔵。だが、久蔵の急逝により跡を継いだ三代目・亀之助は、わずか六歳だった。本店がある飛騨で長じた亀之助は、一日も早く蝦夷へ行きたくてたまらない。気が急く一方、かつて足を傷めたせいで、杣たちと山を歩くことはできない身だった。「飛騨屋」を見守る法師・東嶺に背を押され蝦夷行きを決意すると、なすべき務めを探し始めるーー。 蝦夷一の材木商「飛騨屋」の長き旅路を活写する歴史絵巻、堂々完結!
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2026-03-01
- ISBN
- 9784065423769
