天使の哲学 = Philosophia Angelica : 中世哲学入門講義
中世では、天使は神と人間の中間に位置し、「人間とは何か」という問題を解明するカギとして盛んに議論された。 ときには天体の動かし手として、世界統治を司る「大臣」として、さらには中世版AIのような身体なき純粋知性として、つねに天使は哲学の中心にあった。 本書は、古代ギリシアから受け継いだ世界観を背景に、プラトン主義・アリストテレス主義という二大伝統を経由して、トマス、スコトゥス、オッカムら代表的な哲学者によって「天使論」が〈存在論〉〈認識論〉〈倫理学〉として体系化される軌跡をたどる。 近現代にたしかに息づく知と自由への渇望に、天使と悪魔がいざなう中世哲学入門ーー
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 発売日
- 2025-11-01
- ISBN
- 9784766430707