囚われし者たちの〈声〉【増補版】
この素晴らしい詩を、エッセイを、綴ったのは「受刑者」である。物理的、心理的、政治的、社会的に「見えない」刑務所の中で生きる人もまた、私たちと同じ人間なのだ。日本人講師として、アメリカの刑務所内で教えた異色の経歴を持つ著者による幻の名著が増補版として蘇る。 編者まえがき(初版) 刑務所というところ 1部 受刑者たちの声ーーエッセイ篇 アルコール中毒者のいる部屋 究極の答え 鏡 秘密 サンフランシスコの眺め イースト・クリーブランド 靴のなる木 元受刑者、所内の学生を励ます 刑務所がわたしを挑戦者にした 出て行け! 戻ってくるなよ! カレンヘの献辞 2部 受刑者たちの声ーー詩篇 ささやかな もてなしーー面会室で紙の蛙を折る ブリタニーーーわが孫娘 父さん 愛のこだま 海の妖精の物語 最も洗練された暴力のかたち 無題 ぼくの内なる黒 ぼくは思う できるはずだと もうひとつの愛の詩 捕まることなき詩神 よくぞ 戻った そんなに遠くないんだから 番号を刻まれた者たち アメリカよ かつてのお前じゃないさ あるベトナム戦争退役軍人の思い 時間 木と星と 若者へのアドバイス 3部 オハイオの刑務所で教えて 「病むアメリカ」の刑務所 「プリズン大学」の教室から 一、人は出会う 二、囲みの中の学校 三、カルチャー・ショック 四、ファーストハンド体験 五、「スノー・カントリー」 六、ベトナム戦争体験 七、見えない空間 八、どうも ありがとう オハイオ州立刑務所の受刑者と日本ーー日米関係の一断章 アメリカ社会を映す鏡ーーダニエル・キイス『クローディアの告白』を手がかりに あとがき(初版) 増補篇 「刑務所」というところーーぼくらが生きる社会の表象 社会を映す鏡としての犯罪 二十五年という時を経て想うーー増補版に寄せて
- 出版社
- 明石書店
- 発売日
- 2024-12-12
- ページ数
- 256ページ
- ISBN
- 9784750357447
