都市のリズム : 旅する音楽、人、街の物語
石橋純, 伊藤嘉章, 井上貴子, 加藤勲, 久万田晋, 栗田知宏
音楽は都市と人びとの移動の歴史とともにある。 ジャンルとジャンルの“混じりあい”が音楽の面白さを生んできた。人やものが集まる都市で、異質な文化が溶けあい発展してきたポピュラーミュージック。その背景には、音楽が生みだされる舞台装置としての都市がある。ときに社会を色濃く映しだし、国や境界、時代を越えて親しまれる音楽そして人びとの営みを、現地に精通した研究者、ライター、音楽家が紹介する都市エッセイ。 本書に登場する都市と音楽/人と音楽の移動 はじめに 伊藤嘉章 第1章 土地に根づく 都市とともに芽吹く音 石橋 純 1 ブエノスアイレス タンゴとフォルクローレ、音楽を愛する街 谷本雅世 [コラム]アルゼンチンといえば牛肉 2 リマ “ハラナ” 音楽と笑いのある祝祭の場 水口良樹 3 ブダペスト 時代の響きを紡ぐロマ楽師たち 横井雅子 4 那覇 時を超える琉球のしらべ 久万田 晋 5 サンパウロ サンバとリズムの伝承 加藤 勲 [コラム]ニーマイヤーの曲線に住まう 第2章 故郷を胸に ルーツを奏でる 伊藤嘉章 1 ワシントンハイツ カリブ音楽流れるドミニカ人街 石橋 純 2 イースト・ロンドン 大都会に息づくベンガルの響き 栗田知宏 [コラム]文学作品からみるベンガーリー移民 3 ベルリン ベルリンから鳴り響くトルコ音楽の調べ 増田真吾 4 ベンガルール 先端都市に響くコロニアルな音風景 井上貴子 インタビュー 宮田信 境界を越え混淆を生きるバリオのビート 第3章 海のむこうから 祝宴のリズム、去来する旋律 石橋純 1 パナマシティ カリブ文化の混淆が生んだレゲトン 伊藤嘉章 [コラム]プエルトリコの最新の音楽潮流 2 ブリストル イギリスの港湾都市から轟く重低音 1TA(Bim One Production) 3 ナント 映画監督ジャック・ドゥミの港町 廣瀬 純 4 イスタンブル・バラト地区 セファルディのうたが聴こえる 長塚織人 5 ビーゴ ガリシア人の魂の音楽 高橋めぐみ [コラム]ガリシアから世界に旅立った「エンパナーダ」 第4章 時空を越えて 共振する周縁の力 伊藤嘉章 1 メンフィス ロックンロール旋風のはじまり 佐藤良明 2 ニューヨーク ジャズの深化とヒップホップの誕生 伊藤嘉章 [コラム]音楽の発展とテクノロジー 3 ソウル K-POPという欲望の震源地 李東俊 4 アビジャン アビジャンを揺らすレゲエとラップ 鈴木裕之 [コラム]ワールドミュージックへのワンステップ インタビュー mitokon 「アマピアノ」--ダンスフロアのその先へ おわりに 石橋純
- 出版社
- 鹿島出版会
- 発売日
- 2025-10-01
- ISBN
- 9784306094529
