
追憶の日米野球 Ⅱ
ついに「野球の神様」ベーブ・ルース来日! 読売新聞社による2回目の日米野球(昭和9年)は、 神様ルースの来日という悲願を実現することができた という点で大成功であった。 戦前期において、二回にわたって読売新聞社によって開催 された日米野球(昭和6年、9年)…… 日米野球は親善野球と銘打っていたが、開催後わずか数年で 日米開戦にいたった。そのギャップが著者を執筆へと 衝き動かしたのである。 根底にあるのは「野球と戦争」という構図。 その問題を考えるに当って、戦前の日米野球を取りまく背景を 描出することから始めて、生と死、娯楽と憂慮という コントラストが本書をささえる主旋律となる。 また当時の人びとにとっての日常(就職難、受験競争、 女性たちの声など)を、野球や満州の戦況記事と交錯させ、 より立体的に時代の「空気」を浮び上らせようと 試みたのが、この本である。
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2018-11-09
- ページ数
- 260ページ
- ISBN
- 9784779125379
