
対馬仏像盗難事件
12年と半年。 2012 年10月、対馬の集落にある寺から仏像が盗まれ、韓国に持ち出された。 犯人が捕まり、だれもが「すぐに戻る」と思っていた。 ……だが、仏像は帰ってこなかった。「仏像は倭寇が略奪した」という韓国の寺の主張に始まる日韓の歴史を巡る論争の陰には、両国政府関係者、政治家、専門家、市民活動家らの模索、そして二つの寺の僧侶と信徒の祈りがあった。 ──仏像返還実現までの12年半を追った記者たちの克明なルポルタージュ。 序章 突き刺さったとげ 第1章 盗難 集落から盗み出された仏像 返還差し止め --韓国大田地裁 予感 第2章 日本への返還運動の高まり 日本側の動き 韓国側の動き 文化財返還運動への影響 繰り返される仏像盗難事件 海神神社に銅造如来立像戻る ユネスコ遺産登録に向けて 第3章 司法闘争 まさかの判決 西山寺と節孝和尚 高裁判決 第4章 日韓交渉 膠着状態 仏教的な円満解決 2人の民間人ーー百日法要と返還確約 返還 レプリカ製作 中世の対馬と朝鮮ーー識者に聞く 第5章 文化財を守る・継承する 人知れず失われる文化財 文化財を守る取り組み 無形民俗文化財の伝統行事の継承 節孝和尚の思い あとがき
- 出版社
- 木星舎
- 発売日
- 2026-08-13
- ページ数
- 160ページ
- ISBN
- 9784909317537
