
通奏低音弾きの言葉では、
バロック・チェロ奏者にして 音楽界随一の名文家が滋味豊かに綴る 古楽の歓びに満ちた最新エッセイ集。 「通奏低音は時に面倒な仕事である。 しかしそれは、 込み入った過程を経て出来上がる 様々な工芸の世界にも似て、 大量生産とは違う味わいの音楽造りに 必要な理解と技術なのである。」 ──「あとがき」より バロック音楽の演奏になくてはならない「通奏低音」。 古楽がブームを経て音楽ジャンルのひとつとして定着した現在でも、「通奏低音とは何か」は正しく理解されているとはいえない。 「鍵盤楽器の隣」を定位置とし、旋律楽器にくらべて目立たず、それどころか、なんとなく簡単そうな仕事と見られがちなバロック・チェロ奏者は、常日頃どんなことを考えながら演奏しているのか──。 古楽演奏の現場から、ユーモアとペーソスをこめて伝える「通奏低音弾き」の日常。 「ジャンルを問わず、簡単そうな仕事や目立たない仕事にはいろいろと知られざる事情、悲喜交々の経験があるものだ。通奏低音もまた然り。こういう仕事をしている人、これからしたい人、また普段コンサートや録音で音楽を聴かれる方々にも、半ば裏方である通奏低音という仕事の事情を少しばかり知っていただき、楽しんでいただければ幸いである。」──「episode 1 通奏低音?」より
- 出版社
- アルテスパブリッシング
- 発売日
- 2017-05-26
- ページ数
- 216ページ
- ISBN
- 9784865591620
