わたしの苦手なあの子
思い切って飛び込めば、新しい景色が見えてくる。 泳げないミヒロは、6年生になっても苦手なことからは逃げてばかり。 転校生の本間リサは、ツンとすましていてだれとも仲良くなろうとしない。プールはいつも見学。でもある日、ミヒロは、リサの秘密を知ってしまった。 仲良くなりたいと思うのに、話しかけてもリサは冷たいまま。小学校最後の夏休み、ミヒロは、苦手なリサを克服することに決めた──。 二人の女の子の、友情と成長の物語。 「あら、どこでそんな味おぼえたの?」 わたしはふかく息をすって、呼吸をととのえた。 「友だちのおじいさんの家で、友だちがいれてくれたの。とってもおいしかった」 わたしに、勇気とやさしさを教えてくれたの。 わたしは、言葉にしないでつぶやいた。 (本文より)
- 出版社
- ポプラ社
- 発売日
- 2017-08-01
- ISBN
- 9784591155189
