
わたしはどこに
「明けない夜はない」という言葉は嘘である。わたしの目には夜はいつまでも明けない。わたしの目は太陽光線を忘れているーー。 ーーー 闇のなかに灯る言葉。完全に視力を喪失した作者自身の不安な日常を描く最新作「わたしはどこに」のほか、代表作「ガーデナの家族」、出色の短篇「柿の木」を併録。「網膜色素変性症」という困難に翻弄されつつ、失明者として文字をつむぐ稀有な作品集。 定価1800円+悪税 わたしはどこに はじめに 花火 うつらない鏡 みるみる園 描写 米寿 しあわせ 寄り添う人とねずみ色の人 幼女 老年 おわりに ガーデナの家族 柿の木 わたしの八十八歳ーーあとがきにかえて
- 出版社
- 共和国
- 発売日
- 2026-02-28
- ページ数
- 208ページ
- ISBN
- 9784911729038
