次、何読む? nextbook.jp
ログイン

本ページはアフィリエイト広告を含みます

わたしのおとうさんのりゅう

わたしのおとうさんのりゅう

伊藤比呂美

なんと漂流、脱獄、逃走が多かったことか。親のない子、親から離れた子の話が多かったことか。何もかもが旅でした。まるでそれが、児童向け図書の目的であるといわんばかりに。おとなたちは、だれもが戦争を生き延び、戦後を生きていた。全集の企画者も、翻訳者も、編集者も、そして買ったおとなも、私の父も、心のどこか奥底で、それを、子どもたちに、私に、手渡したかったのだとしか思えないのです。家から出ていけ。漂流しろ。路上で暮らせ。逃げろ。闘え。その結果、私たちが得られるものとは、家族とか家庭とかいうものから解放されることでした。

出版社
左右社
発売日
2025-10-17
ISBN
9784865284911

シェアする

みんなのレビュー

まだ評価がありません。

まだレビューがありません。