私の東京地図
メリヤス工場、料理屋、書店、カフェーなどで働く日々、 関東大震災、戦争、文学、懐かしい人たち… 大正・昭和の東京を東から西へ。 工場で働く少女時代から、作家として焼け跡を歩く現在へ。 記憶の街や人の姿を鮮やかに描く代表作、待望の復刊。 エッセイ3篇を増補。 「それらの東京の街は、あらかた焼け崩れた。焼けた東京の街に立って、私は私の地図を展げる。私の中に染みついてしまった地図は、私自身の姿だ。」(「版画」) 向島のメリヤス工場、上野池之端の料理屋、日本橋丸善などで働く日々、関東大震災、心中未遂、芥川龍之介や中野重治らとの出会い、地下活動、小林多喜二の死、戦中の苦悩、夫婦のすれ違い、懐かしい人たち……敗戦後の焼け野原となった東京を前に、記憶の中の街と人をよみがえらせ、自らの軌跡をたどる連作短篇集。冴えわたる文体の代表作に、エッセイ3篇を増補。 解説 佐久間文子 カバー写真 桑原甲子雄 カバーデザイン 五十嵐哲夫 私の東京地図 版画 橋にかかる夢 下町 池之端今昔 挽歌 坂 曲り角 表通り 川 移りゆき 表と裏 道 付録 エッセイ 私の東京地図 「私の東京地図」のこと 隅田川 解説 佐久間文子
- 出版社
- 筑摩書房
- 発売日
- 2026-03-12
- ページ数
- 288ページ
- ISBN
- 9784480440945
