
「わたし」と平成
Yahoo!ニュース 人気企画、待望の書籍化! プリクラの開発者、新橋の靴磨き、戦争の語り部、 被災者、老舗喫茶店主、離島の灯台守、 ホストクラブ経営者、遺品整理業、 94歳の現役助産師、救命救急士…… 30人の語るそれぞれの30年を通じて、 平成という一時代の 終わりとその先を見つめる。 朝井リョウ、DOZAN11(元・三木道三)、森達也の 特別インタビュー掲載。 バブル崩壊から始まった平成の時代。 事件や災害、社会制度の変革、技術の急速的な進歩など、 あらゆる「当たり前」が揺らぐ中でわたしたちは生きてきました。 都会や地方、職場や家庭で日々を生き抜く人々には、 それぞれに忘れられない思い出や貴重な体験があります。 多種多様な人々が何を思い、何を糧にしてきたか。 そうした個人の「肉声」に耳を傾けることで、 次の時代に進む私たちが生きるための道標となることでしょう。 生き方や価値観が多様化したいま、 埋もれがちな個人史をすくい上げることで、 そこから浮かび上がる「平成」という時代を振り返ります。 「人の流れが速いわねぇ。みんな、足が速くなったわね。ゆっくりする暇がないんだか、ちゃっちゃちゃっちゃ通りますよ。前はね、この辺で、3人くらいで並んでしゃべっている女の人もいたけど、もうね、じっとしてる人を見なくなった。ゆったりしてるところがないの。みんな大変だよね。家のローンも、携帯代も払わなきゃなんない。世の中のものが豊富にあり過ぎるのよね。みんなが買えば真似して欲しがるし。お金かかるから、一生懸命働かなきゃね。一生懸命だから足も速くなるのかね」 靴磨き 中村幸子さん(87) 東京・新橋 (本文より)
- 出版社
- フィルムアート社
- 発売日
- 2019-03-26
- ページ数
- 288ページ
- ISBN
- 9784845918287
