
山を忘れた日本人
理不尽な林道開発や砂防工事によって破壊される自然! 世はトレッキング・ブーム老いも若きも山を目指す。良識なる登山者の行動は腹立たしいが 、許せないのは林野行政。勝手な都合で自然を破壊し、その結果、数百兆円の国の借金が残る。90年代前半、山形・朝日連峰で林野庁の外郭団体・森林開発公団(現・緑資源公団)によって建設が進められていた林業事業に対し、自然破壊ばかりか必要性に関しても県内外の記者から指摘があった。山奥で幅7メートルもの道路が建設されていた。運動の輪を 広げ、朝日連峰の事業は98年末中止。現在のダム建設に代表される公共事業問題の先駆けを作った。取材から得た実例をジャーナリスティックにかつ民俗学的視点を援用して剔抉 する集大成の書。
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2011-01-06
- ページ数
- 300ページ
- ISBN
- 9784779115745
