
夢の行方
本書は、1986年度から99年度に仙台都市圏で4回にわたって行われた「高校生調査」のデータ分析をもとに、教育・職業アスピレーションの変容を跡づける。そして、「失われた10年」とされる90年代において若年労働市場が逼迫したために、彼らがかつてのように明確なアスピレーションを抱き、進路を決定しにくくなったこと、さらに「新自由主義教育」が高校生の自己決定能力を育成しないまま、進路選択を迫るという倒錯した教育政策をとってきたことを指摘し、「表出的教養主義」による「しなやかな自我」を形成するという学校の本来性の回復を求める。
- 出版社
- 東北大学出版会
- 発売日
- 2005-04-01
- ページ数
- 324ページ
- ISBN
- 9784861630026
