豊かな国の忘れもの : いま読み解く『無門関』
我がテーマは「人生」と「死」。反戦・平和が声高に叫ばれた学生時代が過ぎ、苦悩を抱えて35歳で出家を決断。禅宗と真言宗を修行して、気がつけば58歳。しかし、苦悩は一向に晴れない。途方に暮れ、2年間の全国托鉢行脚を敢行したが、それでも悟りには至らない。そして辿り着いたのが、小さな無住のお堂。ここで、悟りを究明する新たな修行が始まった。師匠はいない。「お悟りの書」と言われる『臨済録』と『無門関』の理解にひたすら励んで10年、15年……。すると、一つ一つの公案の内容が摑めるようになった。心の葛藤にもようやく決着がついたのだ。その体験をもとに書き下ろしたのがこの書物である。 はじめに / 第一部:疑問 / 第二部:悟り /第 三部:『無門関』四十八則(第一則「趙州狗子」…第十則「清税孤貧」…第二十則「大力量人」…第三十則「即心即物」…第三十九則「雲門話堕落」…第四十八則「乾峰一路」) / 付記 / あとがき
- 出版社
- 講談社BECK
- 発売日
- 2026-03-01
- ISBN
- 9784866771779
