
禅の風 第53号
曹洞宗には二人の祖師がいる。 一人は道元禅師(1200~1253)であり、越前(福井県)に吉祥山永平寺を開いた。 いま一人が瑩山紹瑾禅師(1264~1325)である。 瑩山禅師は道元禅師から数えて四代目の祖師であり、能登(石川県)に洞谷山永光寺や諸嶽山總持寺を開いた。 總持寺は明治時代に神奈川県横浜市に移転して現在に至る。 永平寺と總持寺は、曹洞宗の両大本山である。 道元禅師は宗旨の祖、瑩山禅師は教団の祖とされる。 曹洞宗寺院は全国に約1万4000カ寺を数えるが、そのような大教団に発展する礎を築いたのが瑩山禅師であった。 曹洞宗では仏教の祖・釈迦牟尼仏(釈尊)を中央に配し、 道元禅師を高祖と称して向かって右に祀り、 瑩山禅師を太祖と称して向かって左に祀り、 「一仏両祖」として信仰の対象に仰いでいる。 本特集は、瑩山禅師の教えに触れながら、その生涯の足跡を訪ねるものである。
- 出版社
- 曹洞宗宗務庁
- 発売日
- 2024-03-08
- ページ数
- 48ページ
- ISBN
- 9784880655581
