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続 悲田院長吏文書

続 悲田院長吏文書

長吏文書研究会

長吏文書研究会は、四天王寺悲田院・鳶田・道頓堀・天満の大坂四ケ所「非人」のうち最古かつ最大規模である四天王寺悲田院の長吏家(頭家)に伝蔵された「非人」集団内部の史料を、『悲田院長吏文書』(以下「正編」)として2008年に翻刻出版した。  今回翻刻出版される『続 悲田院長吏文書』(以下「続編」)は、「正編」の大部分を占める神戸市立博物館所蔵史料群の残りの部分を中心に、悲田院「非人」集団に関わる史料(八尾市立歴史民俗資料館蔵・角田家文書、大阪教育大学附属図書館蔵・転切支丹宗門改帳、四天王寺所蔵文書)を加えて編集されたもの。今回収められる神戸市立博物館所蔵史料は、主に仲間統制、公役、風聞探索、四ケ所垣外に関するものであり、「正編」の補遺編となる。  八尾市立歴史民俗資料館蔵・角田家文書には、天王寺村庄屋を務めた絵所家文書のうちの悲田院関係史料――悲田院地域が属した天王寺村側の史料を、大阪教育大学附属図書館所蔵文書には、悲田院垣外を中心に天王寺村の転びキリシタンとその類族関係史料を、四天王寺所蔵文書には、四天王寺と悲田院との関わりをよく示す二つの一件史料を収録した。  「続編」の刊行により、「正編」(「非人」集団内部史料)が補完されるとともに、村方および寺方から見た悲田院「非人」集団関係史料が揃うことになり、天王寺悲田院「非人」集団の実態が総合的に解明される手がかりとなる。加えて、「正編」同様、近世警察史、法制史、都市社会史、風俗史などの研究にとっても貴重な史料が含まれている。

出版社
部落解放・人権研究所
発売日
2010-05-06
ページ数
272ページ
ISBN
9784759240566

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