増補新版 複数性のエコロジー
《エコロジカルなケアの始まりへ》 モートン「私が哲学する際のスローガンは、思考はいかにして笑い、そして泣くかを知るべきである、というものです」 ビョーク「私の超お気に入りは、OOO(オブジェクト指向存在論)がアニミズムへと接続するかということで、つまり、それぞれの客体には魂が存在するということです」 新たな環境哲学の展開を告げるティモシー・モートンの思想を本格的に紹介した名著。刊行以降、版を重ねた本書を、新章を新たに追加した増補新版として復刊。 旧版付録「ティモシー・モートン・インタビュー2016」に加えて、新たに世界的アーティストのビョーク(Björk)とモートンによる往復書簡(MoMAで開催された回顧展「Björk」の図録Björk: Archives, Thames & Hudson, 2015に掲載)を特別収録。ビョークの思想家としての側面を理解する重要なテクストである。 歴史学者ディペシュ・チャクラバルティとの出会いを経て、さらに問いを深化させていった著者渾身の書き下ろし論考「人為と惑星」を収録した増補新版。 【旧版紹介文】 地震、原発問題、無差別殺人、自殺……現在、われわれが感じるこの「生きづらさ」とはなんなのか? 「エコロジー」概念を刷新し世界的な注目を集める思想家ティモシー・モートンは、現代人の生きる空間そのものが「うつの空間」と化しているという。都市空間の「荒廃」を問い続け、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館展示にもかかわるなど精力的な活動を続ける著者が、モートンと直接に対話しながら辿り着いた、自分への配慮と、ヒト・モノを含む他者との結びつきの環境哲学。……「人間が、人間だけで生きていることのできていた時代が終わろうとしている」。 ※巻末には日本初公開となるティモシー・モートンのインタビューを収録。 序 章 第1章 アンビエント・エコロジーへ 第2章 荒廃のエコロジー 第3章 「もの」のエコロジー 第4章 幕張ダークエコロジー 第5章 死んでゆく世界と一緒にいること 第6章 内的空間へ 終 章 注 解 ティモシー・モートン・インタヴュー 2016 ティモシー・モートン×ビョーク往復書簡 人為と惑星 増補新版 あとがき
- 出版社
- 以友社
- 発売日
- 2026-08-12
- ページ数
- 416ページ
- ISBN
- 9784753106004
