愛なきハネムーン
傲慢なあのひとが、今日から“夫”になるーー。 「ついにお前が役に立つときがきた。夫を見つけてやったぞ」 養父の言葉に、イオーネは翡翠色の瞳を不安に揺らした。 暴力を振るわれ、道具として生きてきた身では抗うすべもない。 だが、結婚相手の名を聞いて、イオーネの顔は一気に青ざめる。 アレクシオ・クリストウラキスーーギリシアの大財閥の重役、 新聞の社交欄をいつも賑わせる、華やかな色男だ。 以前、彼のヨットが悪天候を避け、養父の島に寄ったときには、 彼女をメイドのように扱い、屈辱的な思いもさせられた。 あんな傲慢なプレイボーイと結婚するなんて……。
- 出版社
- ハーパーコリンズ・ジャパン
- 発売日
- 2026-02-01
- ISBN
- 9784302113378
