
憂国
◆第二句集 憂国の友に注ぎたり花見酒 時局的な問題に関心をもち、この国の将来に危機感を募らせている。それがときどき作品にも現れているようだ。三島文学の愛読者ではないけれども、わたしのそんな思いを表題に込めた次第である。 (あとがき) ◆自選十句 討論は白熱バレンタインの日 蒼穹のかすかに鳴れり昭和の日 空のいろ映し海月は砂浜に 子規堂へ土足で上がる敗戦日 夜学子の一音鳴らすピアノかな 薄日さす電話ボックス欣一忌 荒星や一気に干せる火酒の盃 新聞を買ひに宿出る漱石忌 古書店に主とふたりクリスマス 勤王の志士の本持ち煤逃す
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2020-02-17
- ISBN
- 9784781412504
