紛争をおさめる文化
誰もが不完全であることを認める。これこそが,アフリカ文化に内在した世界観である。自らの「完全」性を信じ,それ以外のものへの不寛容や攻撃を「遅れたものを救済する」正義として正当化してきた西洋的近代の誤謬を糺す可能性がそこにはある。緻密な民族誌から,アフリカの日常的実践の持つ,紛争を回避し和解を進める力を析出する。 【推薦】立本成文氏(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 機構長) ダイナミックで融通無碍な文化の技法——アフリカ潜在力!! 紛争の国々アフリカで醸成された新しい紛争解決の智慧が明らかになった。アフリカ社会の生の現場での,日本人とアフリカ人研究者との5年にわたる知的格闘の成果がここにある。危機に瀕している人間文化を見直し,これからのあるべき生き方に指針を与える人類の共通財産である。
- 出版社
- 京都大学学術出版会
- 発売日
- 2016-04-08
- ページ数
- 406ページ
- ISBN
- 9784814000050
