
「不登校」「ひきこもり」の子どもが一歩を踏みだすとき (おそい・はやい・ひくい・たかい No.109)
「不登校」「ひきこもり」の子どもが一歩を踏みだすとき 内田良子(心理カウンセラー) はじめに 一本の細い道 Ⅰ 学校に行かなくてもいいんですか? 心理室から「モモの部屋」へ 相談の場で子どもたちが教えてくれたこと 心理室で子どもたちの具合がよくなった/一歳八ヶ月の子でも話せばわかる/見えてきたのは、身体症状と学校生活との関係/学校は行かなくてもいい/学びは誰のためにあるのか/自分の力で考えること/子どものいうことを信頼する/心配や悩みごとが言葉として出てくるとき なぜ、子どもを追いこむのか 子どものことがわかりはじめるとき/答えは子どもが教えてくれる/人生の荷物は人に預けない/「登校拒否」だった子ども時代/まずは疑ってかかる/自分を守ってくれたもの/「いじめられている」といえない子どもたち/「いい母親」を演じるプレッシャー/親子が対等な関係になるために/子どもから問われるのは、親の生き方 Ⅱ 親子の和解と修復のものがたり 子どもの傷と周囲の気づき 1 基本になること 危険な場所には近づかないこと/なぜ、人がこわいのかを知る/二度めの傷は大きな痛みをともなう/傷口を広げないための近道/親子関係の断絶を招くとき/不安をもちつづけたときに起きる症状/ゲームは命の浮き輪/なにか理由があるのではないか、と思いをめぐらせる/こだわりが強くなるとき/親が、日々傷つけ直していることに気づく/親子関係が険悪になったら 2 親が変わるとき 体験を語り伝えあう/父親の理解で改善すること/体験を共有する先に/親の人間的な成長/親自身の不安の実態が明らかになる 3 話を聴くこと、話をすること 最後まで聴く/親にほんとうの話をするとき/一部始終を話せるようになるには/働きはじめて……過去に負った心の傷の修復/信頼の基本/夫の話をよく聴けるようになる/「なにを迷っているの?」という問いかけを/つらい思い出を語る/だから、話の腰を折らない/傷ついた隣人の話を聴く距離感で/心の傷が回復するということ/専門家に委ねなくても/和解のとき/助け舟はいらない 4 親が心すること 必要なのは、屋根と寝床と食事、そして時間/医療に頼ることで起こるのは/発達障害という誤解/薬を知る/「助けて」をいわない子への注意/「NO」をしっかり受けとめる Ⅲ 子どもたちの抵抗と母親たちの連帯 ──不登校をめぐる歴史から 「命が大事」という原点/「親の会」が広がる ─親が子どもの側にいた時代/親同士、「親の会」同士がつながり学ぶ時間/教育行政がつくる「親の会」と相談のルート/親たちが教育行政にとりこまれて/「心の居場所」だった保健室は/専門家は権力に奉仕する/人間として学校を「休む権利」 「教育機会確保法」の問題点──自殺する子は減ったか 「教育機会確保法」の問題点──ほんらいの子どもの権利を明示したか 「教育機会確保法」の問題点──貧困、障害のある子も安心して学べるか ホームエデュケーション─家庭の学校化への懸念 おわりに:ひきこもるくらしから獲得する「生きる学力」 解説:「寄り添う覚悟」をする「勇気」と「幸せ」を育てるために 岡崎 勝(〈お・は〉編集人/小学校教員) (もくじより抜粋)
- 出版社
- ジャパンマシニスト社
- 発売日
- 2020-07-25
- ページ数
- 192ページ
- ISBN
- 9784880496597
