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ひかりあふうを

ひかりあふうを

金山桜子

◆第二句集 針のごとくひかりあふうを神の留守 句集を編んでいてあらためて感じたことは、日々の出来事に驚きやささやかな喜びがあるということでした。(あとがき) ◆自選十二句 てつぺんは日に透けてゐる栃の花 影尖る舳先や鮎のあらはるる 鳥渡る遠ざかりつつ入れかはり はんざきの流木に羊歯芽吹きけり ゆるやかに曲がる轍や芹に雨 一枚の鯵を吊りたる鼬罠 ※鯵=正字 束子からまづ溶けてゐる春の雪 蝌蚪の水翅のやうなる葉を沈め るるるると花の岸辺を鳴きかはす 岸に積む岩に咲きゐて灸花 ぷうぷうと猫のいびきや藪柑子 着水の水鳥おのが影を抱く

出版社
ふらんす堂
発売日
2025-09-01
ページ数
170ページ
ISBN
9784781417424

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