自由のための暴力
ヨーロッパの歴史と思想に基づく暴力論を踏まえ,現代世界における解放をめぐる暴力の実態に注目して,政治的暴力について考察する.脱植民地化や革命,民主化に関わる暴力からテロリズムまで,国際社会学・アフリカ研究を牽引してきた著者ならではの暴力論. はじめに 第1章 自由のための暴力 1.抵抗と暴力 2.暴力の代償 3.テロリズムをめぐる問題 第2章 非暴力の理念と現実 1.非暴力の主張と暴力批判 2.手段としての非暴力 3.非暴力の条件と限界 4.宗教と暴力・非暴力 第3章 革命と暴力(1)-理想と現実 1.革命と暴力批判 2.革命政権の暴力と民衆 3.革命における暴力の歴史的・国際的条件 4.革命の限界と遺産 第4章 革命と暴力(2)-後進国革命と国家暴力 1.エチオピア革命の開始と背景 2.忍び寄る革命 3.乗っ取られた革命 4.革命と市民組織 5.メンギスツ体制への挑戦と体制崩壊 6.エチオピア革命の特徴 第5章 植民地支配と現代の暴力 1.支配の正当化と暴力 2.独立と解放の乖離 3.国家暴力の正当化 4.「合意なき国家」の形成と暴力 第6章 民主主義と暴力 1.民主主義の暴力 2.「合意なき国家」の民主化と暴力 3.冷戦後の民主化と暴力 おわりに Violence and Freedom: Colonial Rule, Revolution and Democracy Mitsuo OGURA
- 出版社
- 東京大学出版会
- 発売日
- 2021-07-19
- ページ数
- 304ページ
- ISBN
- 9784130502030
