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上方・大阪語における条件表現の史的展開

上方・大阪語における条件表現の史的展開

矢島正浩

日本語史に通じる変遷原理を解明 [雨降れば 客なし]は、古代語だとすれば「雨が降るから、客がない」をイメージさせるが、現代語であれば「雨が降れば、客はないものだ」と理解する。 因果関係にある表現は、ことがらを並列することによって表していたが、ある時代から、ことがら同士の関係性を明示して結ぶようになる。 この違いはなぜ、どのように生じたのか。 本書では、表現方法が変わりゆくようすを、近世以来の「話しことば」資料を用いながら追跡調査。構文の質的変化・中央語から地域語への位置変化などに着目し、広く日本語史に通じる変化の面から読み解く。 【 本書は、近世期以降の上方・大阪語における条件表現について、その歴史を記述し、表現法の原理がどのように移り変わってきたのかを検討するものである。  なお、ここで「上方・大阪語」という言い方をするのは、本書が「上方語」(近世)から「大阪語」(現代)まで、同一空間に起きた歴史を捉える方針のもとに行う論であることを示すとともに、「上方語」の中でも近世から現代に至る「大坂(大阪)語」を対象とすることを明示する意図によるものである。】...「はじめに」より

出版社
笠間書院
発売日
2013-03-12
ページ数
496ページ
ISBN
9784305706850

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