近現代の串本史探索
記憶の灯台に導かれ、郷土の歴史を逍遥する。 函館、鹿児島県甑島(こしきじま)と並んで、日本の三大トンボロに数えられる串本の地には忘れられた歴史の記憶が刻まれている。 小学生の頃に何気なく遊んでいた掩体壕の痕跡には忌まわしき米軍の艦砲射撃の記憶が、構造舟の部品が同じ方向に埋まって出土した弥生時代の遺跡「笠嶋遺跡」にはかつて串本を襲った津波の記憶が残されている。 自然の地形から戦争や災害の爪痕まで、令和の時代となり風化が進む歴史の記憶を、串本で生まれ育った著者が自身の記憶や思い出を糸口に掘り起こした史実をまとめた知られざる串本近現代史。※電子書籍の増補版 [目次] はじめに 第一章 地形の変化 トンボロ 両浜ー大正時代初期 昭和五年前後まで 昭和二十四年まで 昭和三十六年まで 昭和四十五年まで 昭和五十五年頃まで 平成三年まで 平成十二年まで 令和二年まで 潮岬 上野(うわの)に行く道 馬坂と大正坂 大島 第二章 昭和三十年代の串本 串本小学校 掩体壕(えんたいごう) 伊勢湾台風 B29を撃ち落とした話 第三章 戦争のつめあと 高射砲陣地はどこにあったのか 残り三門はどこか B29は衝突して墜落した 艦砲射撃とその標的 崩落した掩体壕が語ること 空襲 追記 第四章 串本にゆかりある史話 行幸 第五福竜丸とビキニの核実験 第五章 串本を襲った津波 巨大津波の痕跡 笠嶋遺跡 橋杭の立岩 南海トラフ地震 宝水、安政、昭和の地震津浪 第六章 東日本大震災から串本を考える 東北地方太平洋沖地震の体験 被災地 七ヶ浜 ボランティア活動 付記 伊能忠敬の串本測量 大島の歴史史跡(灯台建設とエルトゥールル号遭難事件) あとがき 増補改訂版のあとがき 著者略歴
- 出版社
- 日興企画
- 発売日
- 2025-09-01
- ISBN
- 9784888773454
